清水の舞台といえば、京都でももっとも有名なところです。
【清水寺】
思い切った事をするときに、「清水の舞台から飛び降りたつもりで」
といいますが、この舞台は、もちろん飛び降りる ために作られたわけではありません。
ご本尊の観音様に、御利益をいただいたお礼に、能や踊りを見ていただき、楽しんでもらうための装置です。
両側の翼廊は、琴や鼓などの楽器を奏でる所です。
そして舞台は檜板がしきつめられていますが、雨水が流れるように斜めになっています。
実際に演じるときは、さらにその上に檜板で水平の舞台を作ります。
京の清水の観音様への奉納舞は、当代一流の演者が選ばれます。
ここから、ハレの舞台を「檜舞台を踏む」というようになりました。