慈覚大師円仁作の阿弥陀如来は、大師が「女性を救われますか?」と尋ねたとき、大きく頷かれたので「うなずきの阿弥陀」と呼ばれています。
真如堂では、11月5日から十日間、「お十夜」という不断念仏の行事が行われます。
【真如堂】
ご本尊の「うなずきの阿弥陀」が御開帳になり、阿弥陀様の指から五色の紐が、本堂正面に立てられた柱まで延ばされ、誰でも紐を握って、阿弥陀様と結縁することができます。
お十夜の夜は、年老いてシモの世話にならないようにと、タレコ止メのおかゆが振舞われます。
鍋料理の締めとしてお馴染みの「おじや」は、お十夜のおかゆからきているとも言われています。